キャリアは、進行形の未来
未来のことを書いていますか。未来はあなたのキャリアの予告編。
履歴書には自分自身の過去のことだけを書くのだと思っている人がいます。現在なにか取り組んでいる分野の勉強はありませんか?通信講座を受講しているとか、就業後にどこかの学校などに通学しているとか、既に受験申込を済ませて近日受験予定の資格などがあれば、それは遠慮せずに記載しましょう。
あなたがいまどこに向かって何に努力しているのかということは、採用する側の企業もぜひ知りたいところだからです。自分自身を向上させるために継続的に学習する姿勢は、とても大事な訴求ポイントです。あなたのキャリアを映画に例えるならいまあなたが取り組んでいることは「予告編」のような位置づけです。
勉強中のものがあれば、遠慮せずに記載しましょう
応募の時点でまだ合格を勝ち取っていなくても、「○年○月 ○○○○○○○(資格名)受験予定」としてチャレンジ中のものを表記することは問題ありません。また、未受験ではあっても通信講座などを受講していれば「○○○○○○○(資格名)を通信講座にて受講中」と表記することは差し支えありません。公的資格かどうかはあまり関係ありません。むしろ継続的に何かを学んでいることの証左となります。10年~20年前に資格を取得して以来、何ひとつアップデートされたものがないということは仕事ばかりしていて自己研鑽を怠っていたようにも見え、かえってマイナス印象を与えることもあります。
会社の業務用メールアドレス記載はご法度
意外とよく見かけるのが、連絡先表記のタブー。
連絡用のメールアドレスを書く欄に、業務で使用しているメールアドレスを書く方がいらっしゃいます。確かに業務メールはこまめにチェックしているからかもしれませんがこれはビジネスマナーとしてNGです。公私混同甚だしいですし、その人物の常識を疑われます。
個人情報漏えいなどを気にして個人のメールアドレスを書くのを躊躇するケースもあるかもしれませんが、転職活動は個人的なことですので、あくまでも個人で使用しているアドレスを開示するように使用しましょう。
写真貼付のウラ事情
履歴書に顔写真を貼ることが多いと思います。Web上で画像を貼り付ける場合と、原本で提出する場合がありますが、いずれの場合もスナップ写真の様なカジュアルなものではなく上半身・正面・無帽の証明写真をご用意ください。Webで添付する際にはファイル名に自分の名前を含んだタイトルにしておくと、混乱防止にもなります。
原本提出の場合には、まず写真の裏に氏名をボールペンなどではっきりと書いた上で、糊づけあるいは両面テープで貼ることをお薦めします。途中で剥がれた場合に誰のものかわからなくなる可能性があるからです。滅多に剥がれることはないじゃないか、とお考えの向きもありますが、事務局からすればそういった見えない部分での配慮ができる人かどうかで印象はかなり変わります。