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物事の仕組みや流れはフローチャートを使って表現する

著者:株式会社ナレッジステーション 代表取締役  伊藤 誠一郎

フローチャートは、ビジネスにおけるプレゼンテーション資料においてよく活用されます。

フローチャートを使うと物事の流れを可視化でき、話に具体性が出るため、最終的な目標を伝えやすくなります。

作成に慣れていない場合、フローチャートをどのように描いたらいいのか、描き方に決まりあるのかなど、戸惑う方も多いかもしれません。

そこで、フローチャートを作成する時の基本的な規則をはじめ、視覚に訴える資料の描き方、おすすめの活用法などをご紹介していきます。


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■仕組みや流れを示すとプレゼンテーションが具体的になる
■フローチャートの書き方は、左から右へ上から下へが基本原則
■何がどう変わるのかが明確になる新旧対応フローチャート

仕組みや流れを示すとプレゼンテーションが具体的になる

プレゼンテーションにおいて最も重要なことは、相手に伝えたい結論ですが、ただ単にそれだけを主張していてもなかなか話に具体性が出てきません。そこで、「具体的にどうなるのか」「なぜそれが実現するのか」という根拠を明らかにすることが重要になります。ビジネス場合、そのほとんどが物事の仕組みや流れを説明することで明らかになります。こうした内容の説明には、フローチャートを使うと明確に示すことができます。まず最初に人や組織を基本的な枠組みとします。次にその間におけるモノ、カネ、情報等の流れを矢印によって表現します。これにより、物事が具体的にどのような仕組みで動いて、どう関係しているのがしっかり把握できます。

フローチャートの書き方は、左から右へ上から下へが基本原則

フローチャートの描き方には、基本的な規則があります。それは、物事の流れ(フロー)は、左から右へそして上から下へ向かって表現するということです。プレゼンテーション資料の中には、積極的にフローチャートを使って仕組みや流れを説明しようとしているものを良く見かけますが、矢印が四方八方、縦横無尽に行き交っており、どのような順序で流れを追えばよいのか理解に苦しむケースが多々あります。資料を作った人の説明を聞かなければ理解できない資料では、視覚に訴えているとは言えません。やはり、その資料に何が描かれているのか端的に認識できなければなりません。そのためにも基本的な規則を踏まえて作成する必要があります。

何がどう変わるのかが明確になる新旧対応フローチャート

ビジネスにおける多くのプレゼンテーションは、提案や企画、課題解決など新たな取り組みについての発表を行うことが多いかと思います。そんな時に非常に有効な資料の描き方として私は新旧対応フローチャートという形式を良く使います。上下あるいは左右に二つのフローチャートを並べて、一方が既存の仕組みや流れ、もう一方が新しい仕組みや流れを描きます。こうして新と旧のフローチャートを並べることで具体的にどこがどのように変更されていて、どう改善されるのかが一目瞭然で分かります。この新旧対応フローチャートこそ余分な言葉を使わず、視覚に訴えて目で理解してもらうのに最適な形式です。ぜひ、皆さんも取り入れてみてください。

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著者プロフィール

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伊藤 誠一郎

株式会社ナレッジステーション 代表取締役

プレゼンテーション講師。伝えることが苦手な会社員や起業家に対してセミナー、研修、個別指導を通じて簡潔で分かりやすいプレゼン方法の指導を行っている。2013年6月に著書「バスガイド流プレゼン術」を刊行。

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