労務管理や労働保険の手続きで活用できる書式10撰

2012/6/11

岡本経営労務事務所
所長岡本孝則

達人の専門分野について

常に経営者の立場に立ちながらも、従業員との懸け橋となるようなバランス感覚を持つコンサルティングを心掛けている。
社会保険労務士として、30年以上にわたり人事・労務にかかわって実際に経験してきた中から、皆様に是非知っておいて欲しいことを書いた書籍「今すぐ捨てたい労務管理の大誤解48」(幻冬舎刊)を2010年3月24日より全国書店で販売中。
経営者や人事・労務担当者の方の実務書としても役立つ内容厳選の48!

労務申請・届出書リスト・名簿雇用契約書決算・税務労務管理在職証明書勤怠管理社会保険

あなたを導く~達人の視点~

私は長年労務問題にたずさわってきて、企業の組織風土によって労使トラブルの発生件数、深刻さに大きな差があることに気付きました。その多寡をわける重要な鍵となるものは「コンプライアンス」と「労使間の信頼関係」だと思っています。

コンプライアンスとは、私は広い意味で、「株主、顧客、取引業者、従業員、および一般社会からの信頼を維持するための、法令のみならず就業規則やモラルをも含めた規範の遵守」がコンプライアンスだと考えています。この意味での、コンプライアンスは、企業が存続し発展し続けるために不可欠なものです。経営者はもちろんのこと、企業に勤めるすべての人にその共通の意識が浸透し、信頼を損なうような行動を回避するということが、企業経営にとって極めて重要なのです。

義務づけられていることを遵守し、従業員にとって必要な法的福利厚生を完備することは、労使の信頼関係にとって極めて重要なことです。

労務管理や労働保険の手続きで活用できる書式10撰

1

活用のツボ
・労働保険に加入するための書類です。
・新しく会社を作った時だけでなく、新しい事務所を増やしたときにも必要です。
・申請には専用用紙が必要です(公共職業安定所等で入手可)。本様式は参考資料です。

2
労働者名簿07
おすすめ度:10点

活用のツボ
・労働基準法の規定に基づき、事業所に備えつけなければならない重要書類です。
・労働基準監督署の調査や、雇用保険の加入の際などに求められることがあります。
・パソコンで管理することも可能ですが、印字できるようにする必要があります。

3
雇用契約書03
おすすめ度:9点

活用のツボ
・労務トラブル防止のため、従業員と会社の双方が持っておいた方が良いでしょう。
・雇用契約を更新する際は、その都度、雇用契約書を取り交わすことを推奨します。
・従業員を採用した時は、労働条件を明示することが義務付けられています。

4
適用事業所設置届
おすすめ度:9点

活用のツボ
・雇用保険に加入するために必要です。
・会社を設立して従業員を一人でも雇用した場合は、届出をする必要があります。
・電子申請か、ハローワーク指定の用紙での申請となります。本様式は参考資料です。

5
36協定01
おすすめ度:8点

活用のツボ
・労働基準法により、残業させる時は36協定を届出することが義務付けられています。
・届出を怠った場合、労働基準監督署から是正勧告が行われます。
・定めた時間を超えることが予想される場合、特別条項付の36協定を届出しましょう。

6
給料支払証明書
おすすめ度:8点

活用のツボ
・住宅ローン等、様々な場面で提出を求められる為、従業員からの要請頻度は高めです。
・入社して間もないなど、源泉徴収票がまだ発行できないときなどに使用します。
・法律で規定されている文書ではないので、任意の様式で構いません。

7
在職証明書06
おすすめ度:7点

活用のツボ
・社員がその会社に在職していることを証明する書類です。
・住宅ローンの申請や保育園への入園などの際に必要です。
・従業員から求められることが多い書類の一つです。

8
時間外残業・許可書
おすすめ度:7点

活用のツボ
・無駄な残業を減らすために残業は申請制にすると削減につながります。
・所定時間内に終わらない仕事量のとき、黙示の残業命令と見なされる場合があります。
・即座に退社することを義務付ける、「残業禁止制度」と併用するとよいでしょう。

9
外国人雇用状況の届出
おすすめ度:6点

活用のツボ
・外国の方を雇った際に必要です。
・雇用保険に加入できない方(週20時間以下の勤務)でも提出する必要があります。
・雇用保険に加入する方の場合には、雇用保険資格取得届に同じ内容を記入しましょう。

10

活用のツボ
・雇用保険で手続した内容を訂正する際に必要です。
・訂正する際は、訂正(取消)の根拠が確認できる書類が必要です。
・確認書類の例は、証明運転免許所のコピー、タイムカード、賃金台帳などです。

<完>

提供元:士業ねっと

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