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決算診断-会社の健康診断

決算診断 経営分析解説(安定性1)

経営者にとって「決算書」の見方のポイントを更に分り易く、解説していきます。
是非、この機会に「決算書」を経営者にとって身近なものにしていただきたいと思います。

【 資金性 】
その企業にとって様々な不幸があっても、ぐらつかない。そして必要な時に必要な資金が無理なく用意できる。このような財務的な安定度を捉えるための要素のことを「安定性」といいます。仮に収益性や成長性が高くとも、自社を取り巻く経営環境が大きく変化した場合や、思わぬ事故・貸し倒れなどが起きた場合に耐えられるだけの財務的基盤がなかったり、投資をしたくとも健全な資金(含:自己資金、資本調達力、資金調達力)が用意できないなどのリスクを抱えている場合は「安定性」は低くなります。



決算診断提案書における安定性の分析指標
(1)経営安全率(経営環境への対応力)

で計算します。


理解するためのポイント
赤字に転落するボーダーラインの売上水準(損益分岐点売上高)に対して、現在の売上高がどの程度高い水準にあるのかを示している。この値が高いほど、余裕度が高く多少売上が下がっても赤字にはならない。現在が赤字であればこの値はマイナスである。


この分析項目の水準を高めるためのポイント
・売上を伸ばす。
・損益分岐点売上高を下げる。(損益分岐点を下げるには固定費を下げるか、変動比率を下げる。)


(2)労働分配率(人件費と稼ぎ高のバランス)

で計算します。


理解するためのポイント
付加価値のどれぐらいを人件費として労働に分配されているかを示す指標である。付加価値のなかから、この値の分だけ人件費に支払われている。(労働分配率30%の場合、100円の付加価値のうち30円を人件費として支払っている。)この値が低いほど利益が出しやすく、高いほど利益が出にくい。しかし、労働分配率は人材の確保、従業員の勤労意欲などに関係してくるので、低ければ良いと一概に言えるものではなく各企業の過去の経験値や、同業種の平均値と比較して分析する必要がある。


この分析項目の水準を高めるためのポイント
・利益を出すには値を低くする。
・売上を伸ばす・付加価値率を高める・給料の削減。
・注意点として労働分配率を高めている要因が人件費と付加価値額のどちらなのかを見極め、適正な水準であることが望ましい。

是非、この機会に決算診断をしてみては、いかがでしょうか。