キャッシュフロー計算書がわかる見方(1)
引き続き、経営者にとって「決算書」の見方のポイントを更に分り易く、解説していきます。
是非、この機会に「決算書」が経営者にとって身近なものにしていただきたいと思います。
●キャッシュフローとは資金の「流れ」と「残」をあらわすもの
上場企業においては、連結財務諸表を作成している会社は、連結キャッシュフロー計算書を、作成していない会社は個別財務諸表のキャッシュフロー計算書の作成が求められます。
経営において、キャッシュフローがどれほど重要かを考えると、これは当然のことともいえるでしょう。
キャッシュフロー計算書というのは、カンタンにいえば、「その年度にどれくらいのキャッシュを稼ぎ、あるいは調達し、どれくらい投資に回したか。そして手元にいくらのキャッシュが残っているか」という、資金の「流れ」と「残」をあらわすものです。
資金は会社にとって血液にもたとえられます。血液の流れが悪くなれば、人間は重体になって死ぬことになるかもしれないのですから、その重要性がわかります。
さて、キャッシュフロー計算書は、次のページの図のような形になっています。
●キャッシュフロー計算書の事例
ポイント1
キャッシュフローには「営業キャッシュフロー」「投資キャッシュフロー」「財務キャッシュフロー」の3つがある。
ポイント2
フリーキャッシュフローに注目せよ。
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー + 投資キャッシュフロー
見てわかるとおり、キャッシュフロー計算書とは、企業活動を「営業活動」「投資活動」「財務活動」の3つに分類し、資金の調達と運用の状況を示すものです。それぞれ「営業キャッシュフロー」「投資キャッシュフロー」「財務キャッシュフロー」といいます。