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決算診断-会社の健康診断

決算で大切な損益計算書と貸借対照表の関係

経営成績と財政状態

 損益計算書は、期首から期末における経営成績を表しております。
経営成績とは、投下した資本より、いかに仕入れ(作り)、売り上げ、経費をかけて利益を生み出したかを示すものです。

 貸借対照表は、期末における財政状態を表しています。
財政状態とは、資金の調達および運用の状態をいいます。

 損益計算書により収益力を、貸借対照表により資金力を把握します。
さらに両者の関係から投下資本の効率性を把握します。

損益計算書の見方

※数字はサンプルです。

● 変動費と固定費

費用は、変動費と固定費に区分されます。

変動費とは、
売り上げの増減に伴って変動する費用で、商品原価・材料費・外注費により構成されています。

固定費とは、
売上の増減に関係なく固定的に発生する費用で、人件費・減価償却費・金利等により構成されています。


● 付加価値(限界利益)

限界利益とは、 売上高から変動費を差し引いた金額です。
付加価値は限界利益とも呼ばれます。
この付加価値(限界利益)より固定費が支払われます。
付加価値から固定費を差し引いたものが経常利益です。
固定費が付加価値より多くかかってしまうと、経常利益がマイナスとなります。
すなわち、付加価値とは「ここまでの金額に固定費を抑えれば赤字とはならない限界の金額」といえます。


● 損益分岐点売上高

損益分岐点売上高とは、経常利益がゼロとなる売上高をいいます。
言い換えれば「固定費と同額の付加価値を生むための売上高」となります。
「固定費 ÷ 付加価値(付加価値÷売上高)」という算式により求められ、
御社の今回の決算における損益分岐点売上高は、( 16,075 )万円となります

貸借対照表の見方

● 使途と源泉

上記表の左半分(借方)は、資金の使途(使い道)を示しています。
流動資産は、下記のように区分されます。

  1. 当座資産
  2. 棚卸資産
  3. その他流動資産

1→3の順に換金性が高くなっています。(1が最も換金性が高い)

上記表の右半分(貸方)は、資金の源泉(調達方法)を示しています。
純資産は自己資本ともいわれ、資本金と利益の留保額により構成されています。
自己資本を強化することが重要です。
純資産以外は他人資本ともいわれ、他からの借入と考えられます。


● 運転資金と設備資金

上記表の黄色の部分により、自社の運転資金を把握することができます。
流動資産からの流動負債を差し引いた部分を正味運転資金といいます。
正味運転資金が豊富てあれば、日常の資金繰りは楽だといえます。ただし、多額の不良在庫を抱えているような場合は、その部分は除外して考える必要があります。

上記表水色の部分により、自社の設備資金を把握することができます。
固定資産(設備投資)に投入された資金は固定化されます。
したがって、長期資本(純資産・固定負債・引当金)により調達されることが重要です。

決算書の損益計算書と貸借対照表を再度、確認してみてはいかがでしょうか?